2014年12月11日木曜日

2014年12月17日(水)13時からスペインのバスケットボールの歴史についての講演

12月17日(水)平日ですが、告知です。

昨年に引き続き「バスケットボールの誕生日 / Basketball Birthday Classic」のイベント内、代々木第2体育館内会議室でスペインのバスケットボールの歴史について講演させていただくことになりました。

こちらは2013年の写真です

平日のため、じゃあちょっと見に行ってみるかという感じではないかとは思いますが、バスケットボールの誕生日に合わせて、いつ頃どのようにスペインにバスケットボールが伝わったのか、歴史を見た時にどういう強化の流れがあって、いかに現在のような強豪国になっていったのかを年表を紐解きながらトークしたいと思っています。

当日配布予定の資料

1992年のバルセロナ五輪でドリームチームを見た子供たちが成長して、その黄金世代が1999年世界ジュニアで優勝、2006年世界バスケで金メダルという流れが今のスペインの強さだと思われているかもしれませんが、それだけではない育成の秘密、育成システムについて、そして強化の流れをお話しする予定です。



・日時/場所
12月17日(水)
代々木第2体育館内 会議室
・講演の時間
13時 「スペインのバスケットボールの歴史」富田佳宏
14時 「セルビアのバスケットボール文化」ネマニャ・グルビッチさん(セルビア大使館)
・事前申し込みなどは不要です
当日参加可能
※座席の関係で立ち見になってしまうケースもございます。
予めご了承ください。(30~50人ほど収容可能)
・参加費
「無料」ですが、講演終了後「バスケの日普及活動」への賛同としてドネーション(寄付)のBOXがあるそうです、イベントの趣旨にご賛同の方

なお、「バスケットボールの誕生日 / Basketball Birthday Classic」イベントは代々木第二体育館で10時から20時まで、コートでバスケットボールをプレーされる方は1,000円が必要だそうです(プレー参加費と保険、さらに記念品付き)

イベントについては公式ページより
http://bb1221.com/2014/11/bbc2014/
(注)12月17日(水)開催です


私は当日、自分の出番前はとても緊張しているかと思いますが、トークしてくれる方お待ちしています。また出番が終わった後、14時からのグルビッチさんの講演後、15時以降も会場のどこかにはいるので、これを機会に会って話してみたいという方がいらしたら、お気軽にご連絡ください。基本的に暇してますので。






2014年9月12日金曜日

NBAグローバルゲームズとかユーロリーグ・ワールドツアーとか対戦カード一覧

NBAのコミッショナーがアダム・シルバーになってからも国際マーケットを見ていることに大きく変化はないようです。今年もFIBAワールドカップ終了からNBA開幕までの間、世界各国でNBAのチームが試合をして、ある時はNBAチーム同士の試合、ある時はNBAチームと地元プロチームが対戦、またヨーロッパのチームがアメリカ遠征してNBAチームと対戦するケースもあります。

アメリカ開催の試合

10月5日
マッカビ・テルアビブ(イスラエル)対クリーブランド・キャバリアーズ

10月7日
マッカビ・テルアビブ(イスラエル)対ブルックリン・ネッツ

10月8日
フラメンゴ(ブラジル)対フェニックス・サンズ

10月15日
フラメンゴ(ブラジル)対オーランド・マジック
マッカビ・ハイファ(イスラエル)対ワシントン・ウィザーズ

10月17日
マッカビ・ハイファ(イスラエル)対ポートランド・トレイルブレイザーズ
フラメンゴ(ブラジル)対メンフィス・グリズリーズ

10月18日
マッカビ・ハイファ(イスラエル)対サクラメント・キングス

10月22日
マッカビ・ハイファ(イスラエル)対トロント・ラプターズ


NBAチームの世界遠征

10月8日・ベルリン
アルバ・ベルリン(ドイツ)対サンアントニオ・スパーズ

10月11日・イスタンブール
フェネルバフチェ(トルコ)対サンアントニオ・スパーズ

10月11日・リオデジャネイロ
クリーブランド・キャバリアーズ対マイアミ・ヒート

10月12日・上海
ブルックリン・ネッツ対サクラメント・キングス

10月15日・北京
ブルックリン・ネッツ対サクラメント・キングス


おまけ・ユーロリーグチームの世界ツアー

9月19日・サンフアン(プエルトリコ)
カングレヘロス・サントゥルセ(プエルト・リコ)対レアル・マドリード(スペイン)

9月20日・モンテビデオ(ウルグアイ)
アトレティコ・アグアダ(ウルグアイ)対ラボラル・クチャ(スペイン)

9月21日・ボゴタ(コロンビア)
ゲレーロス(コロンビア)対レアル・マドリード(スペイン)

9月22日・マル・デル・プラタ(アルゼンチン)
ペニャロール(アルゼンチン)対ラボラル・クチャ(スペイン)

9月26日・リオデジャネイロ
フラメンゴ(ブラジル)対マッカビ・テルアビブ(イスラエル)

9月28日・リオデジャネイロ
フラメンゴ(ブラジル)対マッカビ・テルアビブ(イスラエル)

10月7日・中国
浙江ライオンズ(中国)対FCバルセロナ(スペイン)

10月11日・台湾
台湾SBLオールスターチーム対FCバルセロナ(スペイン)


※随時追記していきます















2014年8月29日金曜日

国際トーナメントの宿命(あの対戦カードが見たかった)編

いよいよ8/30からFIBAワールドカップがスペインで開幕します。以前は世界選手権(world championships)だったのが、今大会からFIBAワールドカップと改名されます(なんでもFIFAに利用料を払っているとか)

さて、今回はFIBAの国際大会や五輪を含めたトーナメント戦で、あの対戦見たかったなあというやつ、集めてみました。

わかりやすい例でいうと2006年のさいたま世界バスケ、スペインは金メダルで優勝なわけですが、決勝の相手はギリシャ、ギリシャはセミファイナルでアメリカに勝利しての決勝進出でした。中には決勝がスペイン対アメリカだったらスペインは優勝できなかったという「たられば」トークをする人もいます。

4年前で言うと、ロンドン五輪。スペインは決勝までアメリカと当たりたくないという思惑があったかどうかはわかりませんがグループリーグ最終戦でブラジルに負けて(わざと負けたと批判する人もいたと記憶しています)、結局アメリカとは反対側のトーナメントへ。そのためセミファイナルでスペイン対ロシア戦となってしまい、ロンドン五輪では決勝がアメリカ対スペインになり、アメリカ対ロシア(現クリーブランドHCのデビッド・ブラットさんが率いていた)を見ることはできませんでした。

こうしたように国際トーナメントというのは実は金メダルをとったとしても、対戦しないで済んでしまった(見られなかった)カードというのが存在しています。

今回の2014年FIBAワールドカップでいうと、なんと2年前ロンドンのいらぬ批判回避のためなのか(おそらくチケット販売とホテルの問題だと思いますが)、グループABとグループCD、それぞれ勝ち進んで国は決勝でしか当たらない組み合わせになっているのです。つまりスペイン視点で言うと、アメリカは決勝進出するまでに、セルビア・フランス・ブラジル・ギリシャ・アルゼンチン・プエルト・リコ・クロアチア・スペインとは絶対に対戦しません。決勝でしか、これらの国(つまりグループAとBの国)とは対戦しないようになっているのです。決勝がもしスペイン対アメリカだとしたら、
アメリカ対セルビア
アメリカ対フランス
アメリカ対ブラジル
アメリカ対ギリシャ
アメリカ対アルゼンチン
アメリカ対プエルト・リコ
アメリカ対クロアチア
というカードは存在せずに幻のカードになってしまうのです。でもそういう仕組みだからどうにもなりません。

同様にスペインは決勝進出するまでの間にグループCとDの強豪と一切当たることはありません。アメリカを始め、ドミニカ共和国、リトアニア、スロベニア、オーストラリアなんかとも当たりません。

これが今年の大会フォーマットの1つ残念な部分です。

2010年世界選手権の幻のカード

大会金メダルのアメリカが2010年大会で対戦しなかった国
  • セルビア
  • スペイン
  • ギリシャ
  • フランス
  • アルゼンチン
2012年ロンドン五輪の幻のカード

大会金メダルのアメリカが2012年五輪で対戦しなかった国
  • ロシア
  • リトアニア
  • ブラジル

グループリーグを何位通過するかで、トーナメントのどちらの山に入るかが変わってくるのが国際トーナメントかと思っていたんですが、今回のスペイン大会は前述のようにまるで2つの大会の勝者が決勝であたるといったような趣きさえあります。わりと知られていないようだったので、書いてみました。









2014年2月17日月曜日

裏レポート(コーチング・エデュケーション・ツアー2014マラガ)

2月4日から11日の日程でスペインはマラガまで日本人コーチのための学びのツアー「Euro BBA コーチ・エデュケーション・ツアー」行ってまいりました。公式レポートサイトがこちらにありますのでご覧いただけると嬉しいです。

じゃあ、このブログで何を書くの?というところですが、基本的にツアーに行った12名の方のために、旅の補足的なものを書きたいと思っています。あの時会った人はこんな人ですよ~、とか練習見学したチームのその後の試合のフル動画とかを紹介していきたいと思います。公式レポートを読んだ方ももしかして楽しめるかもしれないというくらいのスタンスで書いていきたいと思います。

2月4日火曜日(成田→パリ→マラガ)

完全移動日です、現地空港着が23時過ぎでホテルに着いたのはもう日付が変わるころでした。

2月5日水曜日(ウニカハ・マラガ訪問)

ツアー最初の予定が現地クリニックでしたが、訪問したウニカハ・マラガの所在地はこちらです、実は私はこのページを事前に見て航空写真で練習場ロス・ギンドスの屋外コート群を見ていたので、ツアー参加者のみなさんほどの衝撃はありませんでしたが、やっぱりバスケットボールコートがあれだけ整備されているのは圧巻でしたね。そこから体育館に入ってクリニックが始まるのを待っていたらフラッと現れたのが、ウニカハ・マラガのHCジョアン・プラサさん、しっかりと一緒に記念写真撮ってもらいましたね!(次期スペイン代表HCとも噂されています)→ ウニカハ・マラガの公式ツイッターアカウントでも紹介されました!


さていよいよクリニックですが、担当してくれたのはウニカハ・マラガのBチーム的な存在のクリニカス・リンコン(スペイン2部リーグを戦っています)のHCフランシスコ・トメさん(トメはメのところにアクセントです)帰国後、トメさんからツイッターでもメッセージ(スペイン語と英語)も頂きました

サポートはセルヒオの友人でもあるACのチキ・ヒルさん、そして英語~スペイン語の通訳的にもサポートしてくれたのが18歳の黒人選手モー(Twitterはこれ)、後で調べたらイングランドのアンダー世代の代表選手で、196cmのプレーメイカーだそうです(動画)


その後、カルロス・ヒメネスさんとの対談もありましたが、こちらは公式レポートに詳しく載ってますね、2006年さいたま世界バスケでのスペイン代表キャプテンです。引退して現在ウニカハで働いているというお話でしたが、引退した直後はスペイン協会(FEB)の要請で3x3のスペイン代表として2012年3x3世界選手権に出場し、3x3の認知度普及のために活動したこともあります(同じく引退したガルバホサとともにプレー) 動画


余談ですがスペイン協会では3x3について、引退した名選手がプレーするか、18歳以下のトップ選手がプレーする場と考えているようです。

それから実際にクリニカス・リンコンの練習を見学しましたが、前述のモー選手以外にも将来トップに行きそうな選手を紹介しておきます。
9番196cmの白人選手で練習中からやたらとダンクにいっていた選手覚えていますか?実はまだ19歳ながらスペイン2部リーグで得点ランク2位のセルビア人デヤン・トドロビッチです(NBADraft.netの紹介ページ)です。


2月6日木曜日(コパデルレイ開幕)

この日も朝からロス・ギンドスへ行き、まずはクリニカス・リンコンのGMパコ・アウリオレスさんと会談、特に昨季中国でお仕事をされていた事をお話しいただいたり、一般的なスペインの育成の考え方をお話しいただきました → 帰国後パコ・アウリオレスさんからもメッセージいただきました。

その後、ウニカハの育成の責任者であるホセ・ルーカスさん(英語堪能な若い方)とその上司にあたるラモンさんからもお話をうかがいましたね。このあたりも公式レポートのほうが詳しく載っています。

そしていよいよコパデルレイ開幕ですね。試合については公式レポートで詳しくあるので、試合会場の様子など動画紹介しておきますね。


地元のウニカハがCAIサラゴサに敗れてしまったことで、地元の落胆ぶりは相当だったでしょうね(セルヒオは大歓喜だったですが!)


2月7日金曜日(ミニコパも開幕)

この日は朝から海のほうへ向かって歩いて波止場(muelle 1)へ。ACB FAN Zone(ファンゾーン)でミニコパを観戦予定もあまりの人の多さでしたね。

会場のビフォーアフターの動画をご紹介です

大会直前の設営前


ACBファンゾーン当日の様子

会場で会った方は公式レポートにもあるように、2006年スペイン代表HCのペピュ・エルナンデスさん、またカルロス・ヒメネスさんやロベルト・ドゥエニャスさん(後述)も歩いていましたし、スペインで長くプレー&コーチをされていた元NBA選手のザン・タバックさんも歩いていました。

他にも昨年エストゥディアンテスでお世話になったカンテラ統括のパブロ・ボラスさん、ホルヘコーチや、スペイン協会を訪問した時にあったラファ・ビダウレッタさん(元ウェイクフォレスト大)にも会いました。

2月8日土曜日(セミファイナル)

この日は午前中が観光タイムでピカソ美術館に行きました(マラガはピカソ生誕の地)、またひと通り観光名所を巡ってホテルに戻るという午前中を過ごした後、ミニコパ会場へ。しかし決勝進出をかけた地元ウニカハ対FCバルセロナ戦は観客でいっぱい、まるで見られませんでしたね → と思ったら19分5秒のハイライト動画(ウニカハU14対バルサU14)が公開されていました。


また別のカードですがU14のレアル・マドリード対U14CAIサラゴサ戦のハイライト動画(約12分)があったので紹介しておきます。



またこの日は土曜日、スペイン各地でスペイン2部リーグ3部リーグ4部リーグの試合は開催中でした(1部ACBはコパデルレイのため中断中)

ずっと練習を見学していたクリニカス・リンコンはアウェイでオビエド(相手は年齢制限もないプロチーム)と対戦、71-66で敗戦でした、さきほど紹介したデヤン・トドロビッチが26分間で26得点でした→ハイライト動画


またちょっとだけ練習見学したウニカハのU18チーム(Junior)も同年代とだけ試合をするのではなく、年齢制限のない4部リーグ(Liga EBA)に参戦、この土日ではなく月曜日(我々が帰国する日)に試合があったようで、エストレマドゥーラ相手に67-76で敗戦でした(相手は年齢制限のないチームでウニカハは自主的な18歳以下チームです)試合のフル動画がありましたので紹介しておきます。



2月9日日曜日(クラシコとなった決勝)

この日は前日の反省から早い時間帯にロス・ギンドスへ行き、席取りをしてクリニックとミニコパ決勝に備えましたね。クリニックやレアル・マドリード対ウニカハに関する内容は公式レポートに詳しく載っています。

私はというと後半はコート脇に急遽できた中継画面のパブリックビューイングで見ていました。FAN ZONEでも見かけたドゥエニャスさんもいました。元スペイン代表のロベルト・ドゥエニャスさん(221㎝)の動画はこちらです。2000年さいたまスーパーアリーナでのアメリカ代表戦、日本代表戦でもプレーしています。また1997年にNBAドラフト指名されシカゴ・ブルズのキャンプ参加まではいっていました。

ミニコパ決勝でレアル・マドリードと対戦したウニカハU14のHCはマヌエル・バサンさん、元選手ですが経歴はこちらです。某ツアーメンバーが携帯電話をなくした時、一緒に探してくれるなど超親切な方でした!(その時はU14チームのHCとは知りませんでした)

またミニコパ決勝のあと日本語で声をかけてきたスペイン人ダビドはこの人です。以前からツイッターで知り合いでしたが、彼は日本のバスケットボールのマニアなのでツイッターで英語で話してあげると喜びます!

ミニコパでMVPだったレアル・マドリードU14のトマス・バルシウナスくんですが、彼はレアル・マドリードと契約しているわけではなく、このミニコパ限定の招待選手だったようです。参考記事 : バスケットボール欧州育成事情レポート 〜リトアニア編〜


※完全に余談ですが2013年大会のミニコパMVPのルカ・ドンチッチくんは先月すでにU18の試合に出ていました(レアル・マドリードU18チーム)

そしてコパデルレイの決勝はレアル・マドリード対FCバルセロナのクラシコでしたね。

決勝最後のプレーの解説動画(レバンガ北海道のHCウルタドさん編集)はこちら


このプレーについてスペイン語の記事ですが、図解入りで詳細解説記事があったので雰囲気だけでもお楽しみください。

また、コパデルレイ決勝、最後のシーン(別角度カメラにて)動画
この動画によると、サッカー部門と共通のレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長も見に来ていたようです

そして探しました!決勝の動画が4分割ではありますがフルでYouTubeにありました。いつ削除されるかわかりませんがご紹介しておきます。

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

昨年同様、CSテレビ朝日さんでコパデルレイの録画放送があることを祈りましょう!


2月10日月曜日(帰国日・おまけ)

コパデルレイ決勝のタイムアウト時に見たマイケル・ジャクソンありました、動画


また帰りの空港で遭遇したのはFCバルセロナのチアリーダーチーム"Dream Cheers"でした

ツアー中ずっと帯同してくれたセルヒオの記事です。

その他、ACB公式より、ツイッター関係で大会中もっともリツイートやお気に入りされた投稿を紹介している記事、画像ギャラリーとしてお楽しみください

同じく公式より大会を彩った名シーン32枚の画像ギャラリーはこちらです!!!



最後になりましたがもう一度、併せて公式レポートをご覧いただけると完璧かと思います。


※不定期追記していきます

練習場でも見たEBG(Escuela de Baloncesto Los Guindos)のTwitterアカウントです、よく画像がアップされています






2014年2月4日火曜日

団体ツアー用のチケット確保が本当に大変だった件

いよいよ本日2月4日から12名の日本人コーチとともにスペインのマラガへコーチングツアーへ行ってまいります。クリニックやU14の大会の視察などもありますが、今回のメインイベントの1つがコパデルレイ(4日間で7試合のトーナメント戦)の完全観戦です。

つまり ツアー人数 x 7試合 x 連番(指定席)でチケットをおさえる必要がありました。

これが予想以上に大変でした。ギリギリまで何人になるかもわからないのに、仮予約しておいてもらえるの?という交渉から始まり、じゃあ何枚おさえるの?いつまでにいくら入金で、何日過ぎたら予約無効とか、募集はギリギリのタイミングまで募集して参加者が増えて欲しいのですが、
チケット確保(確定)は早くおさえてしまいたい、確定しないと良い席から売れていってしまう、連番で揃えられるとこでないとダメ etc..
と胃が痛くなりました(心の声)→でも最終的にはしっかりチケット確保できました!

そこで今年の8月30日から9月14日の日程でFIBAワールドカップです。ついさきほど組み合わせ抽選も終わり、グループリーグの戦いではUSAがグループCでビルバオが拠点、スペインはグラナダで、アルゼンチンはセビーリャで..etc. そして決勝トーナメントはバルセロナかマドリードへという具合に、すでに旅のプランを考え出している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中、昨年はマドリードへ、今日からはマラガへ行くEURO BBA Coach Education Tourは9月にもFIBAワールドカップ観戦+学びのツアーを開催します!

9月9日から16日という日程でマドリードへ、そしてクォーターファイナル2試合、セミファイナル1試合、3位決定戦と決勝を見て、空いている時間は現地特別クリニックを手配したり、現地で関係者と会談したりと考えていて、これはすごい!(自分で言ってすみません)

でもって、これチケットをおさえるのがヤバイんです!!マラガのコパデルレイでこんだけ大変だったのが、ワールドカップと言ったらどうなっちゃうのか..


正直、9月9日に日本を出発するので、夏休みなんて終わってます、有給休暇か夏休みを遅くとるみたいな事が可能な職場でないと難しいです。でも今はまだ2014年が始まったばかりの2月、今から9月の日程なんてわかりませんよね?

それにワールドカップ期間中はどこもホテルの値段も上がり、チケット代だってバカにならない、1ユーロが何円になってるかもわからない、そうなんですまだツアー代金も決まっていません(個人的には、前回マドリード、今回マラガよりは若干高くなるかなとは思っていますが、いやチケット代だけでも高いんです、決勝を含む5試合観戦ですし)それを承知のうえで、アナウンスさせてください。

正直チケットがとれない場合のツアー参加って無意味ですよね、マドリードまで行ってTV観戦とかないですよね?これは私の独断です、ツアーとしてはギリギリまで参加者募集したいところでしょうが、4月下旬、GW前に募集締め切りたいです!

9月9日から16日、QF2試合、SF1試合、3決、決勝を見るFIBAワールドカップツアー、例えば限定10名、4月下旬締め切り、参加確定人数 x 5試合のチケット x 連番(指定席)でおさえ、団体割引交渉もします。


なので、もう1回書きます、行くと決めてる方、決勝はスペイン対アメリカ!これを信じて行っちゃうよ!という方、
今日、発表された組み合わせ抽選会の結果を見て、ふむふむと思ったり、このPDF(スペインバスケットボール連盟が無料で配布している入魂の24ヵ国ガイド)で参加24ヵ国の選手をイメージしたり、さっそく今週職場で有給申請出したりして、ぜひぜひ2月3月4月中にご連絡ください!





なお、決勝トーナメントからのツアーになるため、予選リーグについては一切チケット手配などする予定はありません。

また、1番多いご質問として、おいくら?というものがあると思いますが、これは本当に個人的なイメージですが50万円って事はないはずです、50万円あれば行けるよ絶対、40万以下で行けたらいいよねとは思います。



ちなみにサッカーのワールドカップは6月から7月、日本代表観戦ツアーは3試合見られる日程で178万円で、しかも何と観戦チケットは付いてないという!!こんなですよ、FIBAワールドカップ・スペイン大会のチケット争奪協奏曲はもう聞こえてきていますよ!!



お早めに



そして深夜、マラガへ出発する直前、そしてワールドカップ組み合わせ抽選会の真っ只中にハイテンションで書いた文章です、いつもと違ってけっこうぶっちゃけ書きになっていますが、1人でも早くご検討いただきたく、アップしたしだいです。

お問い合わせには2/12以降(マラガから帰国後)順次ご対応させてください!




2014年1月22日水曜日

マラガツアー2014年2月のお話

昨年に引き続き、株式会社HISさん主催、企画・株式会社ERUTLUCさんのEURO BBA Coaching Education Tour 2014 Malagaのコーディネーターとして渡西できることになりました。
バスケットボールのコーチのためのツアーで内容に関してご興味のある方はこちらで概要を把握していただけるかと思いますし、また帰国後にいろいろな媒体で成果やレポート(?)などをご報告できるかと思います。

※昨年マドリードへ行った時のブログはこちら公式レポートページはこちらからご覧ください。



前回はプロチーム「エストゥディアンテス」に毎日通って育成組織がどうなっているのか、年代別全カテゴリーの練習を全て見てという部分がメインコンテンツであったのですが、今回はコパデルレイ完全観戦がメインと言えばメイン(4日間で7試合観戦)、その他に同時開催のミニコパ(14歳以下の大会の視察とスカウトの方との会談)、プロチーム「ウニカハ」訪問で特別クリニック開催、クラブスタッフの方にもお話をうかがいます(もちろん下部組織の練習も見学します)。またツアー募集時には公表できなかった、別のコーチングクリニックに急遽参加できることも決まりました。

ただ今回のブログでは、4日間でヨーロッパトップレレベルの試合7試合を観戦できることから、そもそもコパデルレイって何ですか?出場チームはどんなチーム?どんな選手がいるの?といった部分を書いてみたいと思います。

Liga Endesa ACBとは

リーガ・エンデサ・アーセーベーと読みます。1983年にLiga ACBは創設されましたが、2011年夏に電力会社エンデサ社がスポンサーとなり、リーグ名がネーミングライツにより単にLiga Endesa、もしくはLiga Endesa ACBとなりました。これがスペイン国内1部リーグになります。参加チームは18チーム、ホーム&アウェイで総当り計34試合をレギュラーシーズンとして戦い、上位8チームがプレーオフに進出するというスタイルです。また17位18位は2部リーグに自動降格となります。

面白い仕組みとしてスペインではオールスターゲームのようなイベントに人気がなく2004年に廃止、その後スペインバスケットボール界がとった策はコパデルレイ(国王杯)の改革でした。同大会を4日間の短期集中開催として、8チームによる1発勝負のトーナメント戦の公式大会にリニューアルしたのです。そしてこの8チームの参加資格をレギュラーシーズン34試合中、17試合終了時の上位8チームとしました。(この17試合目を各チームは2014年1月25日と26日に戦います)

そうなんです、そのコパデルレイを完全観戦できるのが今回のコーチング・エデュケーション・ツアーの1つのコンテンツなのです。



出場が決まっている8チーム

レアル・マドリード - 2012年大会優勝
バレンシア・バスケット - 1998年に1度だけ優勝
F.C.バルセロナ - 2013年大会優勝
ウニカハ・マラガ - 地元開催枠、前回優勝は2005年大会
ハーバライフ・グラン・カナリア - 優勝歴なし
CAIサラゴサ - 2年連続コパデルレイ進出
ラボラル・クチャ - 2009年大会優勝
イベロスター・カナリアス - ACB昇格2年目でコパデルレイ進出


※組み合わせ抽選会は現地1月27日12時からマラガ自動車博物館にておこなわれ、サッカーのCFの監督ベルント・シュスターと女子テニスでマラガ出身のカロリーナ・ナバーロが抽選を行い、下記のように対戦カードが決まりました。



2月6日木曜日 19時~レアル・マドリード対グラン・カナリア

レアル・マドリード
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました
ハーバライフ・グラン・カナリア
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました

2月6日木曜日 21時30分~ウニカハ対CAIサラゴサ

ウニカハ・マラガ
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました
CAIサラゴサ
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました


2月7日金曜日 19時~ラボラル・クチャ対バレンシア

ラボラル・クチャ
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました
バレンシア・バスケット
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました

2月7日金曜日 21時30分~FCバルセロナ対イベロスター・テネリフェ

F.C.バルセロナ
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました
イベロスター・テネリフェ
ACB公式ROSTERページ / 日本語版作成しました


2月8日土曜日 セミファイナル2試合
2月9日日曜日 ファイナル1試合



■ 主 な 選 手 紹 介 ■

これはマニア心として苦しい!全員紹介したいですが、キリがないというか、8チームx12人=96人紹介するわけにもいかないので、独断と偏見で注目選手セレクトしました!

2月6日木曜日 19時~レアル・マドリード対グラン・カナリア

レアル・マドリード
もう全員が注目なんですが、元NBAの13番セルヒオ・ロドリゲス、5番ルディ・フェルナンデスやNBAドラフト済の23番セルヒオ・リュルと12番ニコラ・ミロティッチ、とりあえずこの4人をおさえておけば大丈夫ですが、もう1人20番ジェイシー・キャロル、このアメリカ人シューターは対戦相手のグラン・カナリアに以前所属していて、ACBで2度得点王になっています。

ハーバライフ・グラン・カナリア
オーストラリア代表の8番ブラッド・ニューリーと昨季NBAインディアナにいた23番ベン・ハンズブロウが得点源です、他にスペイン代表ビッグマンの14番チャビ・レイ、スペイン代表候補だった30番のナチョ・マルティンが注目です。あと1人まだ若いですが22番のウォルター・タバレスは220cmのビッグマン。


2月6日木曜日 21時30分~ウニカハ対CAIサラゴサ

ウニカハ・マラガ
注目視点としては15番PGのジェイソン・グレンジェールと12番SFのカルロス・スアレスは昨年EURO BBA CETで行ったエストゥディアンテスの育成組織出身選手、17番フラン・バスケスはダンクが得意なビッグマン、22番ゾラン・ドラギッチはNBA選手ゴランの弟。最後に17歳の8番ドマンタス・サボニスはあのアルビダス・サボニスの3男です。HCは次期スペイン代表HCとも言われるジョアン・プラサさん。

CAIサラゴサ
注目はまずグルジア人コンビの19番のジョルジ・シェルマディニと13番ビクトル・サニキゼ、また得点源は10番クロアチア代表のダムヤン・ルデス(手が長い)とUCLA出身の8番マイケル・ロール、そして何より大怪我から復帰したばかりですがオランダ人ビッグマンの25番ヘンク・ノレルがどこまで復活しているか注目です。


2月7日金曜日 19時~ラボラル・クチャ対バレンシア

ラボラル・クチャ
2大得点源はアルゼンチン代表で元NBAの5番アンドレス・ノシオーニと新世代のドイツ代表216cmの21番ティボール・プライスが注目です。他にはウイングスパンが240cmあるというセネガル系スペイン人18歳の12番イリマネ・ディオップ、スペイン代表の19番フェルナンド・サン・エメテリオです。なおHCはロンドン五輪でスペイン代表を率いたセルヒオ・スカリオーロさん。

バレンシア・バスケット
チームの中心は7番ゼイビア大出身のジャスティン・ドールマンと若い14番のボヤン・ドゥブリェビッチがインサイドで得点源です、また4番のパブロ・アギラールは現役スペイン代表選手、ガードの5番パウ・リバスはスペイン代表候補(昨季対戦相手のラボラル・クチャから移籍)、またベテランながら10番のロメイン・サトはヨーロッパでの経験も豊富なSFとして注目です。


2月7日金曜日 21時30分~FCバルセロナ対イベロスター・テネリフェ

F.C.バルセロナ
当たり前のごとく11番のフアン・カルロス・ナバーロと9番マルセリーニョ・ウエルタスは注目です、他には20歳でナバーロの後継者とも言われる10番アレックス・アブリネス、さらに若い23番のマリオ・ヘゾニアに注目するもよし、ギリシャ人SFの16番コスタス・パパニコラオウに注目するもよし。ほんとは全員注目選手です。

イベロスター・テネリフェ
圧倒的な大黒柱はセンターの9番ブラゴタ・セクリッチですが、注目なのは5番のアルゼンチン人ニコラス・リチョッティと元スペイン代表21番サウル・ブランコがG/Fとして得点力があります。面白いところでは43番のルーク・シクマが元ポートランド大で現在日本のNBLトヨタにいる伊藤大司と大学時代のチームメイト(お父さんも有名なNBA選手とか)、また4番のフアン・ペドロ・グティエレスはいわゆるアルゼンチン黄金時代を支えた中軸選手の1人。

※主力の1人ブラゴタ・セクリッチが4日火曜日、トルコの強豪フェネルバフチェへの移籍が決定しました


怪 我 人 情 報

アール・キャロウェイ(ウニカハ・マラガ)


2014年1月19日日曜日

スペインバスケットボールリーグの仕組み

先日、株式会社UPSETの片岡さんがドイツのバスケットボールリーグの仕組みについての記事を紹介しておりまして、それならばと自分もスペイン版を書きましょう、というのが今回の趣旨だったのですが、2013年12月発売の月刊バスケットボールの記事にもあった、FIBAがJBAに苦言みたいなところの問題について、こんなブログ記事がありました、2020年東京オリンピック開催に向けてFIBAがJBAに求めていること。 このへんも絡めて書いてみました。 

まずリーグはどんな感じかというところから(2013-14シーズンの場合です)

  1. リーガ・アーセーベー(Liga Endesa ACB) 18チーム
  2. レブ・オロ(LEB Oro) 14チーム
  3. レブ・プラタ(LEB Plata) 13チーム
  4. リーガ・エバ (Liga EBA) スペイン全土を5つのブロックにわけたリーグ
この下はさらに地域リーグのようになっているんですが、とりあえず上から1部、2部、3部、4部と考えていいと思います。 

ちゃんとした組織図を見たことは無いんですが、これがいわゆるピラミッド型の縦の関係のリーグです。 1部ACBと2部LEB Oroは毎年入れ替えがありますし、2部と3部のチームの入れ替えもあります、3部4部間も同様です。

スペインのバスケットボールはいわゆる協会、フェデラシオン・エスパニョーラ・デ・バロンセスト(FEBで通称フェブ)があり、 スペイン国内のあらゆるバスケットボール(プロ/アマ、男女、代表、リーグ、3x3、車椅子バスケット etc.を管轄しています。 

つまりFIBA → FIBAヨーロッパ → FEBというラインです。 フェブ(FEB)はそれこそ全てのバスケットボールを管轄しているので、インフラのような普及・管理団体になり、本部はマドリードにあります。

1.リーガ・アーセーベー(Liga Endesa ACB) 

協会内の1部門としてプロのトップリーグACBがあります。ACBという組織がバルセロナにあって1部リーグを運営しています。18チームが総当りH&Aのリーグ戦を行い(レギュラーシーズン34試合)、上位8チームがプレーオフを戦います。
http://www.acb.com/

ACBは2011年8月電力会社Endesa(エンデサ)社とリーグのネーミングライツ契約を結びまして、 リーガ・エンデサ(Liga Endesa)としての名前で報道・表記されています。 契約は4年契約2年のオプション付き、総額6年で3,050万ユーロという大型契約。

こういったお金や個別のリーグ・スポンサー様(飲料メーカーや食品、保険などなど)、 そして世界中で放映権を売って集めたお金でプロリーグを運営しています。 

ACBはアソシアシオン・クルブ・バロンセスト(アソシエーション・クラブ・バロンセスト)の略で、いわゆるプロリーグです、また参戦チームもプロチームです。

2.レブ・オロ(LEB Oro) 
3.レブ・プラタ(LEB Plata)

 2部リーグと3部リーグのレブ(LEB)はACB同様全国リーグです。今季はそれぞれ14チーム、13チームが総当りでH&A戦を戦い、1位のチームがレギュラーシーズン優勝として、上のリーグに昇格、2-9位の8チームがプレーオフを戦い優勝したチームも昇格という形です。

ACB2部という言い方をしないのは、ACBが運営せず、フェブ(FEB)が運営・管轄しているからで、公式サイトもFEBドメイン内にあります
http://www.adeccooro.es/inicio.aspx
http://www.adeccoplata.es/inicio.aspx

ACB同様、スポンサーとしてアデコ社がついていて、 正式にはリーガ・アデコ・レブ・オロと言い、報道や表記、ロゴにはAdeccoと入っていますが、 通常はレブと呼ばれています。

ただし、ACBとLEBが仲が悪いかというとそういうことはなく、縦の関係のリーグで毎年昇格・降格があります。 また、シーズン中にACBのチームがLEBから選手を補強したり、ACBの若手選手がプレータイムを得るためにLEBのチームにレンタル移籍したりはもちろん、 ACBチームの2軍チーム、例えばバルサB、ウニカハBなどがLEB Oroを戦っていたり、フエンラブラダBがLEB Plataを戦っています。

プロリーグかというと何と答えていいのかわかりませんが、リーグとしてはプロではないと思います。 が、プロチームも参戦していますし、プロの2軍チームもいます、セミプロのようなチームもあると思います。

選手についてもプロもいれば、学生もいれば、兼業で職業を持っているセミプロもいるはずです。

リーグについても実際バルサBなどは2部リーグの試合なのに入場料無料でやっていたりしました。 

LEBは確かリーガ・エスパニョーラ・デ・バロンセストの略で、
Oro(オロ)は金
Plata(プラタ)は銀のことです。
その昔景気が良い時はもっとチーム数も多く、Bronce(ブロンセ)=銅というリーグもさらに下にありましたが、今はありません。
※英語表記だと、レブ・ゴールド、レブ・シルバーという表記を見かけますね


4.リーガ・エバ(Liga EBA)

ここから全国リーグでなく、地域リーグになります。
http://www.feb.es/eba.aspx

スペイン全土を5つのブロックに分けてリーグ戦を行います、開催時期やチーム数もまちまちです。 レブ(LEB)同様、参加チームもまちまちでプロもあれば、ACBの2軍チームが参戦していたり、大学と提携しているチームや、 アマチュアチームもいるはずです。 

日本では想像がつきにくいかとは思いますが、 仕事をしているベテラン選手や15-20歳くらいの若手選手が一緒になったようなチームも多いです。

他に例えばACBのエストゥディアンテスはエバ(Liga EBA)に23歳以下の2軍チームを参戦させていて(自主的にU23にしている)、 経験を積ませています。ACBの試合で試合登録する12名中、2名は必ずこのエバ(Liga EBA)参戦チームの主力2人としています。

またウニカハなどは3軍チームを自主的に18歳以下のチームにしてEBAを戦っています。

1部ACBはACBが運営し、 2部3部4部はFEBが運営しているという話を以前ある講演会の最後にチラッと話したところ、そのままbjリーグがプロで、JBAが2部3部4部をやっているみたいなものかという構図の話になったのですが、 私は似てはいるけれども大きく違う点があるなと思っています。

ACBは(組織上)FEBから独立した1つの組織ですが、あくまでFEBの傘下にあると思っています。

FIBA→FEBの傘下にあるACBというリーグです。当然FIBAルールで運営されていますし、FEBの意向を無視して勝手なことはやりません。 FEBはスペイン代表をACBのプロ選手から選びますが、そこに対立の構図はありません。

FEBはスペイン代表だけでなく、U20、U19、U18、U17、U16のスペイン代表を毎年組織して育成しています。 彼らはACBでもプレーしていますが、LEBでもEBAでもプレーしています。

あくまでFEB内に車椅子バスケット部門や3x3部門があるのと同じレベルでプロ部門としてACBがあるイメージです。 ACBはプロリーグとして運営に必要なお金を集め、毎年プロチーム18チームを組織してリーグを行っています。

そしてACBはスペインにおける基本的なバスケットボール普及と強化に最大限協力し、FEBの強化部がプランニングする代表強化を支えています。


うわー、しかし書いたはいいですがわかりにくさ満点ですね、このブログ記事を叩き台にして、あーだーこーだ、質問いただいたり、それを元にACBに質問したり、FEBに質問したり、そんなこんなでさらに理解を深めていければ最高です。それがツイッターではできないブログを再開した理由(2013年1月)だったりします。どうぞ宜しくお願いいたします。