2013年6月11日火曜日

ジノビリのパスを見てマラドーナを思い出した

2012-13シーズンのNBAプレーオフのFianl Game1、
SASのマヌ・ジノビリの1本のパスがYouTubeで話題になっていました。


どこまで計算されたパスだったのか、脅威のパスです。

そこでフト思い出したのがサッカーのマラドーナ、同じアルゼンチンの英雄、
1990年のイタリアワールドカップ、対ブラジル戦で魅せた右足のパスがコレです



マラドーナからカニージャへのラストパス、見事に股抜きを狙ったパスでした。

ジノビリの脳裏にこのパスのイメージがあったのかしら?と想像せずにはいられませんでした。


2013年4月8日月曜日

コーディネーターから見たコーチングツアー(マドリード)

2013年2月27日から3月6日までマドリードへ日本では初となるバスケットボールコーチのためのスペインツアーを企画・コーディネイトさせていただきました。



エルトラックさんの公式レポートページや上の画像にあるように月刊バスケットボール2013年5月号で見ていただいた方もいらっしゃるかと思います。

特にこのブログでは、コーディネーターからの視点で感じたことなどを書いてみたいと思います。 まずは記録として、6泊8日(到着日と出発日は何もできないので実質5日)のコンテンツ内容のリストです。

 2月27日(水曜日)
 東京・成田 → マドリード
  • ホテル近くの居酒屋での夕食(兼懇談会)
2月28日(木曜日)
  • エストゥディアンテス・スポーツディレクターとの会談(2時間)
  • エストゥディアンテス・トップチーム練習見学(1時間30分)
  • 練習後HCや選手との交流(10分)
  • エストゥディアンテス・ミニバスケットからU18までのカテゴリーの練習見学
  • ユーロリーグ観戦:レアル・マドリード対ブローズ・バスケッツ
3月1日(金曜日)
  • バスケットボール博物館見学(アルコベンダス)
  • 2014年FIBAワールドカップ大会準備室訪問
  • スペインバスケットボール協会育成統括との会談(2時間)
  • ホルヘ・ガルバホサと面会(5分)
  • エストゥディアンテス・ミニバスケットからU18までのカテゴリーの練習見学
3月2日(土曜日)
  • ミニバスケット公式リーグ戦・マドリード観戦
  • エストゥディアンテス施設見学
  • エストゥディアンテス育成統括との会談(2時間)
  • エストゥディアンテス・トップチームと記念撮影・交流(30分)
  • 各年代別のリーグ戦の試合観戦
3月3日(日曜日)
  • エルコルテイングレスでお土産購入時間
  • 国内リーグACB観戦:レアル・マドリード対C.B.ムルシア
  • 試合後出待ち(ガルバホサ、B.ロドリゲス、C.スアレスなど)
  • 2006年世界バスケスペイン代表HCペプ・ヘルナンデスさんと会談(2時間)
  • 国内リーグACB観戦:エストゥディアンテス対バリャドリッド
  • 試合後出待ち(G.ガブリエル、L.ノゲイラなど)
  • 市内観光(王宮、ソル広場、マヨール広場など)
3月4日(月曜日)
  • エストゥディアンテス・グッズショップでお土産購入(ディスカウント有)
  • トップチームACによるクリニック(個人戦術について)
  • エストゥディアンテス・ミニバスケットからU18までのカテゴリーの練習見学
  • エストゥディアンテス・育成コーチ陣とのさよならパーティー
3月5日(火曜日)6日(水曜日)

帰国

コーチ目線で、練習内容がどうだった、日本と比べてどうだったといった話は私からはできませんが、
今回のツアーの中の個別のイベントについてコーディネーター視点でどうだった、こんな事があったという部分については今後、ブログで書いてみたいと思っています。

2013年3月29日金曜日

語学をスタートする時、ブラッシュアップする時

まだ10代の頃に決意してスペイン語の勉強を始めました。最初の3年は一生懸命やりましたが、社会に出てから役に立つことはほとんどありませんでした。それが今ではとっても役に立つばかりか、文字通りスペイン語が私を新しい世界へ連れていってくれています。

 

スペイン語がある時、「わかる」状態になって以降、なぜか英語も「わかる」ようになりました。もちろんネイティブではないですし、英米(イギリスやアメリカ)へは行った事もありません。でも英単語は全く知らないわけではないですし、それをスペイン語の文法に当てはめて考えればなんとなく、本当になんとなく意図を理解したり、コミュニケーションをすることは可能です。(発音だけは酷いものですが)

さて、3月下旬です。

4月からNHKの語学講座をスタートさせるのは本当によい機会です。
私は1997年4月スタートのNHKテレビ「スペイン語会話」を非常によく覚えています。

当時すでにスペイン語学校にも通っていましたが、同時並行で『弁護士ラケルの調査旅行』で学んでいました。そのため内容はもちろん、そこで覚えた表現なんかは本当に今でもよく覚えています。なんだかんだNHKの語学講座は非常に優秀でよくできていると思います。

テレビの他にラジオもありますし、現在ではスマートフォンアプリ らじる★らじる なんてのもあります。

冒頭の画像ですが、先日本屋で仕入れてきました。

NHKテレビのスペイン語講座テキスト
NHKラジオの入門ビジネス英語テキスト
アプリを起動しているスマートフォン
そして、
川島永嗣さんの 本当に「英語を話したい」キミへ という本です。

この2013年4月から私は、
・スペイン語をブラッシュアップしたい
・英語でお仕事したい
という希望・目標を達成すべく、下記の番組をチェックすることにしました。

テレビでスペイン語 - 毎週木曜日22時25分から22時50分
→ 復習を兼ねて毎週さらっと楽しんで見る

NHKラジオ まいにちスペイン語 - 毎週月曜日から金曜日 7時15分から7時30分
→ 復習を兼ねて耳から慣れる

英語は...検討中です。どうやって勉強すればいいんでしょうね。



2013年2月12日火曜日

マドリードツアー2013年3月のお話

このたび株式会社HISさん主催、企画・株式会社ERUTLUCさんのEURO BBA Coaching Education Tour 2013 Madridのコーディネーターとして渡西できることになりました。バスケットボールのコーチのためのツアーで内容に関してご興味のある方はこちらで概要を把握していただけるかと思いますし、また帰国後にいろいろな媒体で成果やレポート(?)などをご報告できるかと思います。



ただ今回はたった5日間の滞在の中で3試合も観戦できるという事で、ブログでは観戦にあたって、現在のリーグの状況とかチーム紹介について書いてみたいと思います。


観戦する試合ですが、
スペイン国内リーグLiga Endesa ACBの
エストゥディアンテス対バリャドリッド
レアル・マドリード対ムルシア、そして
ユーロリーグのTOP16リーグの試合、レアル・マドリード対ブローズ・バスケッツ(ドイツ)
の計3試合です。


Liga Endesa ACBとは

リーガ・エンデサ・アーセーベーと読みます。1983年にLiga ACBは創設されましたが、2011年夏に電力会社エンデサ社がスポンサーとなり、リーグ名がネーミングライツにより単にLiga Endesa、もしくはLiga Endesa ACBとなりました。これがスペイン国内1部リーグになります。参加チームは18チーム、ホーム&アウェイで総当り計34試合をレギュラーシーズンとして戦い、上位8チームがプレーオフに進出するというスタイルです。また17位18位は2部リーグに自動降格となります。

他に面白い仕組みとしてスペインではオールスターゲームのようなイベントに人気がなく2004年に廃止、その後スペインバスケットボール界がとった策はコパデルレイ(国王杯)の改革でした。同大会を4日間の短期集中開催として、8チームによる1発勝負のトーナメント戦の公式大会にリニューアルしたのです。そしてこの8チームの参加資格をレギュラーシーズン34試合中、17試合終了時の上位8チームとしました。

2012-13 ACBシーズンの状況

今季のACBはレアル・マドリードが圧倒的な強さを見せています。なんと開幕14連勝で独走して現在も19勝1敗で首位です。今日(2月12日)の時点の順位表です。

 1 レアル・マドリード 19-1
 2 カハ・ラボラル 17-3
 3 グラン・カナリア 13-7
 4 F.C.バルセロナ 12-8
 5 バレンシア・バスケット 12-8
 6 ビルバオ・バスケット 12-8
 7 CAIサラゴサ 11-9
 8 アセファ・エストゥディアンテス 11-9
 9 FIATCジュベントゥット 10-10
10 ブルセンス・モンブス 9-11
11 ..省略

ちなみにレアル・マドリードの唯一の1敗は年末にあったバルセロナ戦でした、その時はナバーロが大活躍しました(ハイライト動画)、では今回のツアーで観戦に行くチームを紹介します

レアル・マドリード
現在首位独走中、2006-07シーズン以来優勝から遠ざかっていますが、2011年に現HCのパブロ・ラソが就任してから非常に強力なチームになっています。中心はスペイン代表でも活躍するセルヒオ・ロドリゲス、セルヒオ・リュル、ルディー・フェルナンデス、フェリペ・レジェスとスペインに帰化している若手スターのニコラ・ミロティッチ、過去ACBで2年連続(09-10,10-11)得点王だったジェイシー・キャロルなどがいます。

アセファ・エストゥディアンテス
2011-12シーズンは悪夢のような成績で2部降格となる17位でしたが、財政難から昇格する予定だったチームが倒産するなどして1部残留が決まって再出発の今シーズン、新HCのビドレッタがうまくチームを再編成して快進撃、今季は17試合終了時点で8位以内に入り、コパデルレイにも進出、このままプレーオフも狙える位置につけています。エストゥディアンテスは今回のツアーで5日間訪問するので特別に全選手紹介です。

11番ジェイソン・グレンジェール 1989年生 188cm Jason GRANGER
エストゥディアンテスの育成組織(以下カンテラ)出身のウルグアイ人ガード、トップチーム6シーズン目

4番ジョシュ・フィッシェル 1980年生 189cm Josh FISHER
スペインでプロキャリア9年目のベテランガード、アメリカ人だが大学時代にスペイン人女性と結婚してパスポート所有

7番ハイメ・フェルナンデス 1993年生 186cm Jaime FERNANDEZ
カンテラ出身のスペイン人若手スターガード、各年代別スペイン代表選手

14番カイル・クーリック 1989年生 193cm Kyle KURIC
新外国人選手、NCAAのルイヴィル大を出て新卒でエストゥディアンテスと2年契約

23番カール・イングリッシュ 1981年生 192cm Carl ENGLISH
新加入・カナダ代表選手で現在ACBのリーグ得点王、スペインでは6シーズン目で5チーム目

14番タリック・キルクセイ 1979年生 199cm Tariq KIRKSAY
フランス系アメリカ人、昨季3月に途中加入もすぐにリーダーシップを発揮した人格者

12番ヘルマン・ガブリエル 1980年生 207cm German GABRIEL
ナバーロやガソルと同じ黄金世代の一員、中でも外でもプレーできる選手で代表復帰も噂されるほどの活躍

35番ルーカス・ベベ・ノゲイラ 1992年生 212cm Lucas NOGUEIRA
ブラジル人若手ビッグマンでカンテラ出身選手、おそらく数年のうちにNBAに行くと思われます

31番ラモント・バルネス 1978年生 208cm Lamont BARNES
新HCビドレッタと昨季同じチームにいたスペイン国籍を持つアメリカ人PF、戦術的助けとなる選手

10番ダニエル・クラーク 1988年生 210cm Daniel CLARK
15歳の時のサマーキャンプでスカウトされたエストゥディアンテス育ちのビッグマン

その他、エストゥディアンテスBチーム(4部リーグ)に所属していながらトップチームに帯同している2人

16番エドガル・ビセード 1994年生 201cm Edgar VICEDO
カンテラ出身のSFで、Bチームではエース格の選手

17番フラン・ゲェーラ 1992年生 214cm Fran GUERRA
カンテラ出身のビッグマンで2012年U18スペイン代表


ヘッドコーチのビドレッタさんとヘルマン・ガブリエルは2002年キリンカップのスペインB代表(ACと選手)として来日、日本代表と戦っています。またチーム名のアセファ・エストゥディアンテスのアセファはスポンサー(保険会社)で、チーム名にもネーミングライツがある仕組みです。


ブランコ・デ・ルエダ・バリャドリッド
過去にはサボニスやオスカー・シュミットなども在籍した事がある古豪チーム、バリャドリッドも昨シーズン2部降格のはずでしたが、他チームが財政難から1部残留となったチームです。ここ10年は下位に低迷していますが、今季は積極的な補強をするなど開幕から調子が良いです。主な選手は220cmのビッグマン、シナノビッチ、2人の新アメリカ人選手オセロ・ハンターとアレックス・レンフローが機能、さらに年始にドミニカ共和国代表ガードのエドガー・ソーサとパトリック・ユーイングJr.と契約(あの有名なユーイングの息子さん)、中心となるスペイン人選手はベテランのナチョ・マルティンとジョルディ・グリマウがいます。ブランコ・デ・ルエダは白ワインの会社なので、ツアー中にこのワインを飲む可能性もありますね。

UCAMムルシア
UCAMはUniversidad Catolica de Murciaの略で正式にはサン・アントニオ・カトリック大学と言います。ネーミングライツというより、2年ほど前からムルシア州の大学と提携して、州や自治体がチーム運営にお金を出しているようです。チームの中心は元スペイン代表のベルニ・ロドリゲス、長髪のオーストラリア代表選手デビッド・バーロウ、NCAAアイオワ大から新卒加入のマット・ゲイテンス、スペイン人選手ジョゼップ・フラン、ホセ・アンテロ、NCAAユタ大出身のフランス人ビッグマン、キム・ティリーあたり。


ツアーではエストゥディアンテスの練習施設に5日間滞在し、トップチームの練習も見学した後にトップチームの実際の試合を観戦できるというスケジュールになっているので、コーチの方にとってはどんな練習が実際の試合にも活かされるのか比較して見ることもできるようになっています。いっぽうレアル・マドリードのほうは(練習見学などができないこともありますが)、ルディーやセルヒオ・ロドリゲスなどの元NBAスター選手がいる楽しい試合観戦という風に考える事もできると思います。


おまけ

2012-13 今季の今年1月13日、コパデルレイ出場権をかけた第17節のエストゥディアンテス対バルセロナ戦のフル動画がyoutubeにあったので、予習がてらにエストゥディアンテスのゲームを見ておくと、練習場見学や実際のACB観戦でも楽しさ30倍だと思います、ぜひ。







昨年12月11日のマドリードダービー、エストゥディアンテス対レアル・マドリード戦もフル動画でありましたので、ぜひ






2013年1月16日水曜日

2013年U19世界選手権を注目すべき3つの理由

2012年はロンドン五輪というビッグイベントがありました。2014年にはスペインで世界選手権あらためFIBAワールドカップが開催されます。では今年2013年の注目のイベントとは何でしょうか?1つにはマニラでのアジア選手権(FIBAワールドカップ・アジア予選)があります、またスロベニアではヨーロッパ選手権もあります(スペインの大会3連覇がかかっています)。

しかしもう1つ絶対に注目のイベントが、FIBA男子U19世界選手権@チェコなんです。



チェコのプラハで6月27日から7月7日という日程で開催の同大会の参加国は16
開催国1、ヨーロッパ5、アメリカ大陸4、アジア3、アフリカ2、オセアニア1という出場枠になっていました。
日本はモンゴルでのU18アジア選手権で惜しくも4位となり出場権を逃していますが、さて絶対注目すべき3つの理由とはなんでしょうか?

1.スペインにネクスト黄金世代が揃っている
2.この大会のタレントが今後10年の世界をリードする
3.日本に勝った中国、韓国、イランの世界レベルは?

1.スペインにネクスト黄金世代が揃っている
14年前、1999年ポルトガルでの第6回大会(4年に1度の大会でしたが、2009年以降2年に1度)で世界制覇したのがスペインでした。いわゆる黄金世代と言われるメンバーでナバーロ、ラウル・ロペス、フェリペ・レジェス、ベルニ・ロドリゲス、カルロス・カベサス、そしてパウ・ガソル(当事はシックスマン)と後に2006年の世界バスケで金メダルをとる選手が5人も揃っていました。
リスボンでの決勝ではフアン・カルロス・ナバーロが27得点、6アシストを記録しアメリカを下して優勝、大会MVPも獲得しました。
彼らは1998年のU18欧州選手権とU18国際親善世界大会アルベルト・シュバイツァー・トーナメントも優勝していました、いわばこの世代の世界最高のタレント集団だったのです。

時は流れて14年後、2012年4月マンハイムでのアルベルト・シュバイツァー・トーナメント世界大会を戦ったU18スペイン代表は圧倒的な戦いぶりでアメリカ、トルコ、セルビアにも勝ち金メダルを獲得しました。この14年ぶりの優勝にチームを率いたオレンガ(現スペイン代表HC)は、彼らは黄金世代とは違う、まだまだ将来性があるタレントにすぎないと釘を刺しましたが、スペインメディアやファンは黄金世代の再来を期待しています。

司令塔のジュゼップ・ペレス(F.C.バルセロナ)、1番から3番までできるハビエル・マリン(CAIサラゴサ)とアルベルト・オムス(ジュベントゥット)、今季からアメリカのNCAA挑戦をしているフォワードのセバスティアン・サイス、インサイド陣はサラブレッドのウィリー・エルナンゴメス(レアル・マドリード)とセネガル系のイリマネ・ディオップ(カハ・ラボラル)らが中心です。この中から何人がU19代表に選ばれるのかはわかりませんが彼らの名前を覚えておいて損はないはずです。



2.この大会のタレントが今後10年の世界をリードする
14年前の1999年リスボン大会の世代はそのまま2001年さいたまヤングメン(U21)世界大会の世代でもあります。ある意味U19世界選手権に出場している各国のスター選手が今後10年の世界のバスケットボール界の中心を担うのは間違いないところでしょう。

例えばスペインは前述のナバーロやパウ・ガソルがいました。アルゼンチンにはルイス・エスコラやデルフィーノ、ロシアのキリレンコ、スロベニアにはナックバーがいて、豪州はデビッド・アンダーセン、クロアチアにはゾラン・プラニニッチ、日本では田臥の世代です。

今大会直前までどんなメンバーがエントリーされるかはわかりませんが、3人だけ注目選手を紹介します。

クロアチアのマリオ・ヘゾンジャ

※A代表デビュー済のダリオ・サリッチまで出てきたら凄いチームになりそうです

カナダのアンドリュー・ウィギンス


中国のワン・ジェリン

彼ら以外にも各国から未来のスター候補が現れるのは間違いありません。


3.日本に勝った中国、韓国、イランの世界レベルは?
2012年9月にモンゴルで開催されたU18アジア選手権、日本は尽誠学園の渡邊雄太などが中心となり素晴らしい戦いを見せましたがあと一歩世界への切符へ届きませんでした。そのモンゴルで力の差を見せつけた中国と韓国、イランがU19世界選手権に出場します。

モンゴルでの大会についてはCagerさんのレポートが詳しいですが、特に中国代表韓国代表イラン代表が世界を舞台にどんな戦いぶりを見せるのか、4位だった日本を上回った彼らの成績が日本にとっての1つのモノサシとなります。そんな風に今大会に注目してもよいと思います。

個人的に中国のワン・ジェリン(215cm)、ジョウ・チ(217cm)の2人は楽しみです。


最後に大会の組み合わせも紹介しておきます。

グループA
クロアチア
スペイン
カナダ
韓国

グループB
リトアニア
チェコ
アルゼンチン
イラン

グループC
オーストラリア
セルビア
ブラジル
セネガル

グループD
アメリカ
ロシア
中国
コートジボワール


大会はおそらくFIBATVでも中継されるでしょうから非常に楽しみです。


2013年1月6日日曜日

LiveACB終了のお知らせ

新年早々、悲しい出来事がありました。2012年夏にFIBATVのグローバルセットっていうんでしょうか、年間108ドル(当時)でFIBAの国際大会からユーロリーグ、VTBリーグ、フィリピン、中国や南米クラブ選手権、豪州NBLに加えてスペイン国内リーグのLiga ACBも視聴できていたんですが...
LIVE ACB TV IS NO LONGER AVAILABLEだなんて!!


これで週に2~3試合は放送を楽しめていたのがなくなってしまい、かなりのショックで落ち込んでいたんですが、なんとか別の対応を考えようということで今はスペイン国営放送TVEのサイトの中継を日本からネットで見られるか調査中です(アプリもダウンロードしました)、もし見られるようならばこのブログでご紹介したいと思います。
また、FIBAからのメールには2013年には
  • EuroBasket 2013
  • EuroBasket Womens 2013
  • FIBA Americas Championship
  • FIBA Americas Championship Womens
も中継されるとありましたので、これは非常に嬉しいお知らせです。

しばらくはユーロリーグTVでスペイン勢(レアル・マドリード、バルセロナ、ウニカハ・マラガ、カハ・ラボラル)の戦いを見守ります。

FIBA公認エージェントについて(まとめ)

ここ数年ソーシャルメディアの普及によって外国との距離が一気に縮まったように感じます。私のTwitterのタイムラインですがざっくりと日本語4スペイン語4英語2といった割合でしょうか、雑多に文章が流れてきます。

自分ではほぼ95%が日本語でのツイートですが、ソーシャルメディア時代の恩恵なんですね、この1~2年で特にスペインの方からコンタクトを受ける事も多く、素晴らしい出会いが何度もありました。

そんな中、一番意外だったのは「選手の売り込み」系です。いわゆるエージェント会社のTwitterアカウントやFIBAの代理人だという方から「こういう選手がいるが日本でビッグマン探しているチームはないか?」とか「こういう実績のコーチがいるけどどう?」みたいな、言われた事ある方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか?私はそういったツテもコネも持っていないので、基本わからないと答えていますけど。というわけで今回はそもそもFIBA公認のエージェントって何ですか?というエントリーです。

そもそも私がその存在を知ったのはバスナビのpodcastででした。日本に数人しかいないというFIBA公認エージェントの鴨志田聡(かもしだそう)さんがすごくわかりやすく解説をしてくれているのですが、簡単に言うと、
  • FIBAが主導でライセンスを発行・試験も実施している
  • NBAでは必須ではないがアメリカ人エージェントも多い(海外移籍するので)
  • 日本ではまだまだ存在自体が知られていない
という3つのポイントがあると思います(ぜひ聴きましょう)、私も聴いた後に深く考えるようになったんですが、確かにもう10年くらい情報収集では閲覧しているeurobasket.comもそもそもはエージェントの方のためのデータベースサイトで有料会員になると全選手の詳細データや動画が閲覧できたりします。余談ですが有力なエージェントの選手のインタビューが載ったり、マイナーな国のリーグの年間ベスト5には移籍に有利になるようになぜこの選手が?というような選出もあったりするのも事実です。ただ10年見てきた中で、確かにヨーロッパの選手にはほぼ間違いなく代理人(やエージェント会社)がついていて、たんねんに移籍の動きを見ていると傾向もあるんですね、このクラブはこの国からよく選手をとるなとか、急にこの国へのルートができたなといったような。

ただ自分はエージェントでもないですし、そこまでマニアックにこの選手とこの選手はエージェントが同じとか調べませんでした。ただ最近日本人でも海外でトライアウトを受けたり、スペイン人が日本でプレーする道を考えたりすると必ず代理人やエージェント会社の情報が必要になってきて、時々私も質問を受けたりするので、いったん知っている情報をまとめておこうと思います。


この画像(スクリーンショット)はFIBAのサイトにある全世界の公認エージェントの検索ページです。
http://www.fiba.com/pages/eng/.../selNodeID/5307/sear.html
実際にアクセスしてもらうとわかると思いますが、上から
  • 完全に人物で検索するのか
  • 国単位で検索するのか(所属エージェント会社の)
  • エージェント会社名で検索するのか
  • 国籍で検索するのか
  • ライセンスIDでの検索
  • さらにはこの選手と契約しているエージェントは?という検索もできます
さらに詳細にどのエージェントがどんな選手と契約しているかもわかりますよ。
例えばレラカムイ北海道で以前プレーして、その後3シーズンNBAのクリーブランド・キャバリアーズでプレーしたジャワッド・ウィリアムズとかはどうでしょう。検索してみるとRade FILIPOVICHというセルビア人エージェントと契約しており、その所属会社はBDA Sports Managementというアメリカの会社であることがわかりました(2013年1月5日現在)。このリンク先で他にどんな選手と契約しているのかなと見ていくと、ドラギッチ兄弟もいますし、スペインでプレーするアメリカ人選手も多く契約していることがわかったりします。
ここまでくると相当マニアックですよね。もちろんファン目線であの選手はこのエージェント会社なのか、なんて楽しむのは有だと思いますよ。それにエージェントの連絡先も公開されているので、プレイヤーの方は直接アタックして海外移籍するのも全然ありだと思うんです。

このように情報はオープンに公開されているものなので、あとはその情報をどう生かすか、どう楽しむか、どう利用するかは自由だと思います。


最後になりましたが、2012年末に日本の方でBallers Bridgeという活動をされいる方とお会いする機会がありました。本当に短い時間だったので詳しく活動内容をお聞きする事ができなかったのですが、近いうちに詳細お聞きしてこのブログでご紹介できるようであれば、もっと詳しく書かせていただきたいと思っています。

2012年はTwitterで情報アウトプットできるところまでやっちゃった感がありました。
2013年は回帰というかブログもありなんじゃないかなあと思ったりしていました。


ちょうど、年始にこんなツイートを見まして、やっぱりブログやろうかなということで始めることにしました。

主な目的としては、
  • Twitterで思いつき投稿していた部分を思考してみる
  • archiveとして残るものにする
  • Twitterは共感メディアなので、ブログで反対意見を聞いてみたい
といったところでしょうか。

こんな感じで画像も使っていこうと思います(ブログっぽいというイメージ)、
ちなみにこれはお正月に食べたお雑煮。